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偶像少女【アイドルマスター】 vol.5


 シャワーでさっぱりとし、明日へのやる気を貰った俺は気分よく部屋へと入る。
 そこにはすでに先に寝ている美希の布団が、規則的に上下に揺れていた。
「すー……、すーっ……」
 美希のあどけない寝顔を見ているだけで、心に温かいものが浮かんでくる。
「おにぃ……」
 ああ! 夢の中でまで兄のことを想ってくれるなんて、なんて良い妹なのだろう!
 感動のあまり、目頭まで温かいもので滲んでくる。
「……ぎり」
 デスヨネー!
 さっきとは打って変わって一気に温度が下がったもので前が見えない!

 好物のおにぎりを食べている夢でも見ているのだろう。
 幸せそうな顔を浮かべながら眠る美希。
 この笑顔を守るためならば、俺はきっと何でもできる。そう思えるほどに。

 美希を起こしてしまわないよう、並べられた布団の自分のスペースに静かに近づく。
「あふぅ……ん」
 寝がえりをよって美希が掛けていた布団がめくれ、パジャマ姿が露わになる。
「ぶふっ!!」
 よりによって、美希のパジャマは薄い黄緑で透けっ透けのレースのネグリジェだった。
「見てない、俺は何も見ていない……」
 そう言えば、今朝美希が新しいパジャマが届くとか言っていた気がする。
「覚悟するの! とか言ってたのはこれのことだったのか」
 寝るためだけのパジャマに何を覚悟するのかと思っていたが、こういう意味だったとは。
 と言うか、さっき会ったときは普通のパジャマだったし。
 わざわざ着替えたのか。芸が細かすぎる。
 ということは、さっきのトイレも確信犯だったのかもしれない。
 いやむしろ、今も起きてタヌキ寝入りをしているんじゃ……タイミング良すぎるし。

 俺は真偽を確かめるため、寝ている美希の身体に手を伸ばす。
 って、これじゃあ変態じゃないか!
「見ない。俺は何も見ないっ」
 、掛け布団をかけ直そうと目を瞑ったまま手を伸ばす。
「は、はぁ……はぁ……」
 なんだか余計に変態度が増している気がする。
 呼吸か! この呼吸がなんかいけないんだな!
 美希は本当に眠っているようだし、こんなことで起こしても可哀想なので、真面目にやることにする。
 もちろんなるべく見ないようにしてだが。

 まずは布団を掛けて……って、布団どこへやった。
 きょろきょろと探したいが、いかんせん目の前で寝転がっている美希はパジャマを着ているとはいえ、視覚的には裸みたいなものだ。
 仕方なく手さぐりで美希の掛け布団を探す。
 指先に布団っぽいものを感じ、掴んで引き寄せようとする。
 ぷにむにょん。
「あふ、んんっ――」
「??」
 ぐにぐに。
「ん、んん、あふぅっ」
 俺が鷲掴みにしたその物体は、どんな煎餅布団より柔らかく、極上の羽毛布団よりふかふかで、無上の羊毛布団より遥かに弾力性に富んでいた。

 ――つまり、まぁ、おっぱいだったわけで。
「~~っ!」
 あまりの気持ちよさに危うく大きな声を出してしまいそうになるのを、必死で堪える。
 ついでにもう一度その感触を求めようとする手も、必死で堪える。

 結局邪念に支配される前に布団をかけ直すのを諦め、俺は自分の布団にもぐりこんだ。
 もしかしたら風邪をひいてしまうかもしれないが、その時は自業自得だ。
 諦めて俺に看病されてもらおう。

 布団の中に入るとすぐにまどろんでくる。
 お風呂で疲れはとれたはずなのに、なぜかまた疲れているせいか。
 指先の感触を忘れないうちに夢へと持ち込むため、眠ることにする。
 ……寝れるわけがなかった。

 やっぱりなるべく早く引っ越しをしよう。
 そしてお風呂とトイレだけでなく、寝室も別にする!
 俺は固くそう指先に誓いつつ、おっぱいの夢に堕ちるのだった――

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